shitpost 2025/05/17
黒歴史を見つめ直す

何年も前、私は精神が未達の子供らが集っていた、民度の終わってるインターネットの掲示板に入り浸っていた。そして、自らもその低い民度の一端を担った問題児であり、他の住民と同じくまだ幼かった私は、まともな感性も知性も語彙も持たずに大暴れし、多くの方々に迷惑をかけてしまっていた。
その頃は自らを賢く博識であると装い、同年代であろう住民数人にチヤホヤされ自己顕示欲を満たしていた。それだけなら誰にでもある恥ずかしい思い出でしかないが、その頃から近年までの自らに根付くファンボーイズム・信仰に通ずる独占欲が垣間見えており、それは自らが運良く手にしたモデレーターとしての権限を利用し、掲示板を私物化するような、今となっては類を見ない黒歴史と化した試みにより露呈された。
その後も色々とやらかし、当然その権限は剝奪された上掲示板からサーバー運営者によって追放されかけるが、謝罪の末、掲示板に居続けることが赦された(のだろう)。
その頃には、わずかながら自らが如何に愚かな人間かを少しだけ自覚しつつあったが、思い返してみるとやがて自然に掲示板を離れるまでの数年間、改善の傾向は見られなかった。
掲示板での人生は明らかに現実での人生に悪い意味で影響を与え、本来享受するはずだった”あの頃”は自業自得の形で失われることとなった。
ただ、掲示板を触れていたお陰で一定のネットリテラシーは身に付き、またWeb関連に強く興味を抱き結果的にこのようなウェブサイトを開設するに至った。だが失ったそれはもう取り返しのつかないものだった。
最近、まだ掲示板が健在であると知り興味本位で覗いてみると、見覚えのあるコテハンを幾つも目撃し未だに多くの住民が健在であると知る。
今のそこに自分の居場所はもう無いが、それで良かったのだと思う。